12月9日は何があった日?
1916年(大正5年)の今日、小説家の夏目漱石が腹腔内出血を起こし死去しました。 最期の言葉は、寝間着の胸をはだけながら「ここに水をかけてくれ、死ぬと困るから」 と叫んだとか、泣き出した四女に漱石が「いいよいいよ、もう泣いてもいいんだよ」と言ったとも。
1916年(大正5年)の今日、小説家の夏目漱石が腹腔内出血を起こし死去しました。 最期の言葉は、寝間着の胸をはだけながら「ここに水をかけてくれ、死ぬと困るから」 と叫んだとか、泣き出した四女に漱石が「いいよいいよ、もう泣いてもいいんだよ」と言ったとも。
1719年(享保4年10月10日)の今日、佐賀藩鍋島家の旧臣・山本常朝が死去しました。満60歳。 常朝が同じく鍋島家の旧臣である田代陣基の前で語った藩主に仕える者の心構えと佐賀藩の歴史や習慣に関する知識など。それらを陣基が筆記して完成させたのが『葉隠』でした。...
1787年の今日、『ザ・フェデラリスト』の第一篇がニューヨークの新聞インデペンデント・ジャーナルに掲載されました。 『ザ・フェデラリスト』はアメリカ合衆国憲法の批准を推進する為に書かれた85編から成る論文。現在でもアメリカ合衆国憲法を解釈するうえでの一次資料に。
1962年(昭和37年)の今日、漫画家の吉田竜夫が弟の吉田健二と九里一平の三人で「株式会社竜の子プロダクション」を設立しました。当初は漫画専門のプロダクションとして設立されましたが、設立から5年後カラー作品第1号『マッハGoGoGo』の放送が開始されました。
1950年の今日、アメリカの新聞7紙にて漫画『ピーナッツ』の掲載が開始されました。以後、半世紀に渡って連載されました。 作者はチャールズ・モンロー・シュルツ。登場する『スヌーピー』はシュルツが13歳の時に飼った雑種の犬の「スパイク」が原型になっているそうです。
1913年(昭和8年)の今日、教師を退職した岩波茂雄(画像)が東京神田神保町で古書店の『岩波書店』を創業しました。 夏目漱石の知遇を得たことで翌年出版社として「こゝろ」を出版しました。戦争中には、日中戦争に反対し軍部から圧力を受けました。 ◇口冊司作品はこちら>>...
1937年(昭和12年)の今日、豊田正子が小学生4、5年生の時に書いた作文をまとめた『綴方教室』が刊行されました。 当時の大衆の生活を素直な子供らしい視点で描いたことが話題になり大ベストセラーに。翌年には舞台(画像)や映画になりました。
1862年の今日、ルイス・キャロルが友人であるリデル家の娘アリス・リデル(画像)たち3人と川の畔で即興の物語を話しました。約2年半後、キャロルはこの時の物語を元に書いた本『地下の国のアリス』をアリスに渡しました。この物語が『不思議の国のアリス』の原型に。...
1235年(文暦2年5月27日) の今日、藤原定家が古今の和歌百首を書写しました。この百首が現在の『百人一首』の原型とされています。「美の使徒」、「美の鬼」、「歌聖」、「日本最初の近代詩人」など多くの呼称を持つ定家。日本の代表的な歌道家として永く仰がれてきました。...
1832年の今日、フランス王国の王政に対してパリで暴動を起こしたレプブリカンが政府軍によって鎮圧されました。後に「六月暴動」と呼ばれることになるこの暴動は当時パリに住んでいた小説家ヴィクトル・ユゴーによって小説「レ・ミゼラブル」で描かれました。
1948年(昭和23年)の今日、 太宰治が 『人間失格』を脱稿しました。完結したものとしては太宰治最後の作品。この1か月後の6月13日に太宰は山崎富栄とともに玉川上水で入水自殺。そのため出版されたのは彼の死後になりました。
1212年(建暦2年3月30日) の今日、鴨長明が『方丈記』を書き上げました。『方丈記』は和漢混淆文による文芸の祖であり、日本の三大随筆の一つに数えられています。その文体や時代背景から作者不明の『平家物語』の著者ではないか、という声も。
1972年(昭和47年)の今日、ノーベル文学賞を受賞した作家の川端康成が死去しました。行年72。ガス管を口に咥えた状態で倒れているのが発見され遺書はありませんでした。自殺か事故か、自殺の場合の理由についてもいまだ明らかになっていません。
1930年(昭和5年)の今日、童謡詩人・金子みすゞが服毒自殺により死去しました。享年27。 その短い生涯で約500編もの詩を遺し「幻の童謡詩人」と呼ばれた金子みすゞ。自殺の動機は離婚した元夫に娘の親権を奪われたためだと考えられています。
1904年の今日、プッチーニの歌劇『蝶々夫人』がミラノ・スカラ座で初演されました。 一説では蝶々夫人のモデルは長崎を拠点にしたイギリス商人グラバーの妻であるツル(画像)。彼女は揚羽蝶の紋付を好んで着用し「蝶々さん」と呼ばれたそうです。
1974年の今日、ノーベル文学賞を受賞したソ連の小説家アレクサンドル・ソルジェニーツィンが国家反逆罪で逮捕されました。翌日、国外追放処分に。彼は著書『収容所群島』や『イワン・デニーソヴィチの一日』でソ連時代の強制収容所グラグについて世界に公表しました。
1931年の今日、下中弥三郎が創業した平凡社が「大百科事典」を刊行しました。 下中弥三郎(画像)は戦後、湯川秀樹や平塚らいてうなど7人の有識者と共に『世界平和アピール七人委員会』を結成しました。
1921年の今日、英ロンドンで『国際ペンクラブ』が発足しました。第一次世界大戦終結直後、女性小説家C.A.ドーソン・スコット(画像)の提唱で結成。文学を通じて諸国民の相互理解を深め、表現の自由を擁護するための国際的な団体です。
1937年の今日、イギリスの作家で軍人でもあった J・R・R・トールキンの著作『ホビットの冒険』が発刊されました。本作が好評を得たことで出版社はトールキンに続編の執筆を依頼。そこでトールキンが書くことになるのが『指輪物語』です。
1887年(明治20年)の今日、二葉亭四迷(画像)の長篇小説『浮雲』の第一篇が刊行されました。同作は日本で初めて日常に用いられる話し言葉に近い口語体による『言文一致体』の小説。四迷は執筆にあたり当時人気だった落語家の初代三遊亭圓朝の落語を参考にしたそうです。